ライバルのIntelと激しい戦いを繰り広げるAMDが米国時間7月9日、デスクトップCPUの値下げをまた新たに発表した。同社が同日午前に公表した価格一覧によると、今回の値下げにより、同社のデュアルコア「Athlon 64 X2」プロセッサはすべて200ドルを切り、トップエンドの「Athlon 64 X2 6000+」は178ドルになる。AMDデュアルコアシリーズのローエンドモデルだった「Athlon X2 3600+」および「3800+」の2機種は製造中止となり、73ドルの「Athlon X2 4000+」がデュアルコアの新しいエントリーレベルモデルとなる。
ハイエンドのAthlon 64 FXシリーズでは、不思議なことに「FX-72」と「FX-74」の両製品が同価格の1組599ドルとなる。一方、AMDのシングルコアAthlon 64チップは48ドル(Athlon 64 3200+)から78ドル(Athlon 64 4000+)の価格になる。また、低価格の「Sempron」シリーズは、「Sempron 3200+」チップの31ドルから「Sempron 3800+」の53ドルまでとなる。だが、AMDのデュアルコアAthlon 64 X2チップの半数近くが100ドルを大幅に下回る価格となった今、シングルコアプロセッサに売れる余地が残っているかどうかは判断が難しい。
一方、モバイルチップの価格には変更がない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」