モバイルを中心にメディアレップ事業・広告代理事業を手がけるアップデイトは7月5日、「2in1に関する実態調査」を同社内に設置しているMMD研究所で実施、結果を発表した。
DoCoMoの「DoCoMo 2.0」について調査したところ、「知っている」と回答したのは63.7%、中でも20代前半は69.9%にのぼり、若年層を中心に認知が高まっていることがうかがえる。知るきっかけとしては、「テレビCM(86.3%)」が圧倒的に多く、次いで「DoCoMo ショップ(26.5%)」、「街頭広告(20.5%)」となっている。
ただ、「知っている」と回答した人のうち、「各サービス内容(37.0%)」や「対応している携帯端末(28.8%)」については認知が少なく、「DoCoMo 2.0という名前(90.1%)」や「起用されているタレント(73.5%)」が大部分を占めた。
実際に「2in1」の利用経験があるのは1.7%にとどまっている。利用者を対象に利用の理由を聞いたところ、「興味があったから(40.3%)」、「教えたくないけど教えなければいけない時に使いたいから(34.3%)」、「仕事とプライベートの番号を分けたいから(31.3%)」などが多く挙げられた。
2in1の利用未経験者に今後の利用意向を聞いたところ、「利用したい」は33.2%となっている。キャリア別にみると、DoCoMo ユーザーは43.7%、auおよびソフトバンクユーザーは20.4%が利用意向を持っている。
さらに、利用意向者の現在の携帯電話会社の利用状況を調査したところ、DoCoMo は「DoCoMo 1台(79.5%)」が最も多く、auおよびソフトバンクも「他社1台(72.9%)」が多いことから、1台所持者が「2in1」を利用する意向が高い結果となっている。
利用したい理由としては「仕事とプライベートの番号を分けたいから(51.0%)」、「教えたくないけど教えなければいけない時に使いたいから(50.3%)」などが多く挙げられた。
一方、今後も2in1利用意向のない人に理由を聞いたところ、DoCoMo ユーザーでは「2つも携帯番号は必要ないから(72.2%)」、「持っている機種が対応していないから(55.1%)」、「利用料金が高いから(28.6%)」などが多く、auおよびソフトバンクユーザーでは「今利用している携帯会社に満足だから(70.6%)」、「2つも携帯番号は必要ないから(54.5%)」、「利用料金が高いから(26.8%)」などが多く挙げられた。
調査は6月22日〜26日、stratationの「OOHPメイカー」やネオプラスの「着メロドットコム」など合計16社、モバイル20サイトで実施したもの。有効回答数は7102人。
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