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消費電力改善を追求するLinux開発者たち - (page 3)

文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2007年07月05日 14時02分
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 Van de Ven氏は、「仮想化のゲストが50件動作するサーバがあり、各ゲストのタイマーティックが毎秒1000回だったとしよう。何も作業をしない場合でも、タイマーティックが毎秒5万回という計算だ。ティックレスならば、1000を10程度にすることも可能で、ゲストが50件あっても対応が簡単になる」と語っている。

 LinuxハードウェアのパフォーマンスをテストするPhoronixサイトの編集者Michael Larabel氏は、Fedora 7の動作するPentium Mベースの「IBM ThinkPad R52」でティックレスカーネルを利用した場合に、消費電力を28〜26ワット削減できることが分かったと述べる。

 Larabel氏は、「(プロセッサベースの)省電力技術と組み合わせれば、ティックレスカーネルにはバッテリの寿命を大幅に伸ばし、発熱を抑える大きな効果がある」と語っている。

PowerTopの活用

 高レベルソフトウェアがカーネルのウェイクアップを頻繁に要求する場合は、ティックレスカーネルのメリットが損なわれてしまう。そこで活用したいのがPowerTopだ。

 Van de Ven氏は同ソフトウェアを発表するにあたり、「一般的なLinuxディストリビューションには、たいした理由もなくプロセッサを頻繁にウェイクアップさせるコンポーネントが多い。PowerTopは、バッテリの寿命に最も悪影響を与えているソフトウェアコンポーネントを教えてくれる」と語った。

 PowerTopで詳しく調べれば、電力を無駄にする犯人を特定できる。例えばテキストディタ「gVim」テキストエディタの点滅するカーソルがカーネルをウェイクアップさせていたり、「Evolution」電子メールソフトウェアが1秒あたり10回のペースで新しいジョブをチェックしていること、またはインスタントメッセージングソフトウェア「GAIM」(現在は「Pidgin」と呼ばれている)がアイドル状態になるべきかを5秒ごとにチェックしていたりすることが、ここから分かる。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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