さて、なにより気になるのは受信感度である。従来のSEG CLIPは、グリーンハウスのw-oneにこそ劣るものの、USB接続のワンセグチューナとして受信感度は高い部類だった。筐体がコンパクトになったとはいえ、受信感度が低下してはまったく意味がない。
が、実際に使い比べてみた結果、その心配は皆無のようだ。前回と同じくJR総武線の三鷹〜新宿間で、従来製品と交互に使い比べてみたが、USBワンセグチューナにありがちな視聴中に画面が固まる頻度は、従来製品に比べて明らかに減少していた。これから新規に購入するユーザーであれば、迷わず新しい製品を購入するべきだろう。
ちなみにこの感度の良さは、新たに搭載されたブースター回路のほか、4段階のロッドアンテナもプラスに作用していると思われる。従来製品ではロッドアンテナは2段階でしかなく、本当にアンテナとして有効に機能しているのか疑わしかった。本製品では全長こそ短いながらも、アンテナとしてしっかり機能しているという実感がある。
ただ、個人的にやや気になるのが、チャンネル切り替え時の挙動が遅く感じられることだ。チャンネルの送り/戻しボタンを押してから、次のチャンネルが表示されるまでの時間が、従来モデルに比べて長く感じられる。後述するデータ放送や字幕をOFFにするなどしても、この挙動については特に差は感じられなかった。筆者の測定環境に依存する可能性もあるが、念のため書き記しておきたい。
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