オリコンの全額出資会社であるオリコンDDとヤフーはこのほど、資本提携を伴う業務提携に合意したと発表した。
オリコンDDは、「ORICON STYLE」と「RANKING NEWS」を運営するとともに、エンターテインメント系ニュースコンテンツをヤフーに提供している。また、2006年7月からヤフーのADネットワークに参加し、さらに2006年10月からヤフーの広告ASP型サービスを導入するなど、ヤフーとの良好な関係性のもと、事業の拡大を図ってきた。
今回の資本提携によって、オリコンDDはヤフーの持ち分法適用会社となる。両社の協業関係を一層強固なものにし、業務提携内容の拡充を図るとともに、オリコンDDがヤフーに提供するニュースの質と量を強化することで、両社のサイトの利用をさらに促進するとしている。
ヤフーは、モバイルをはじめ、PC以外の端末で情報を発信する場合においても、オリコンDDから提供されたニュースをコンテンツとして活用し、ユーザーの満足度を高める。さらに今後は、現在配信中の行動ターゲティング広告を含め、ADネットワークでの連携を強化させる。
オリコンDDは、利用者の利便性を高める目的で、ヤフーが提供する「Yahoo!ウォレット」のオンライン決済機能や「Yahoo!JAPAN ID」のログイン認証機能などのサービスツールを、ORICON STYLEおよびRANKING NEWSで活用することを検討している。
両社の資本提携にあたっては、オリコンDDがヤフーを割当先とする第三者割当増資を行い、ヤフーはこれを引き受ける。発行新株式数は、普通株式1万300株。発行価額は1株につき1万円で、総額1億300万円、資本組入額は5150万円となる。払込期日は7月19日。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス