Dellは2007年に入り、新品のPCにクラップウェア(プレインストールされている不要なソフトウェア)が過剰に含まれている点について、顧客やメディアから批判が相次いでいることに着目した。多くのPCメーカーは、新品のPCから余分なソフトウェアを削除するさまざまな方法を消費者に提供していると述べている。しかし、Dellは今週、同社からPCを購入する際に、プレインストールソフトを残すか削除するかを顧客が選択できるようにすると発表した。
Dellの販売サイトDell.comでは、XPSシステム、InspironノートPC、DimensionデスクトップPCを購入する際、「ソフトウェアを一切プレインストールしない」というオプションを選択できる。それにより、生産性ソフトウェア、インターネットサービスプロバイダー(ISP)設定ツール、写真および音楽アプリケーションなどが削除される。しかし、すべてのソフトウェアが削除されるわけではない。
Adobe Reader、試用版ウイルス対策ソフトウェア、Googleツールは削除されず、デスクトップ上にそのまま残される。一般にハードウェアビジネスは利幅が薄いため、各PCメーカーはここ数年、利益捻出の別の手段として、新たにリリースするPCのデスクトップスペースの中で他社に販売する枠を広げてきた。
またDellは、同社のウェブサイト上で、DimensionデスクトップPCとInspironノートPCに搭載されている、ソフトウェアをアンインストールするためのユーティリティプログラムの利用方法を紹介するビデオを公開している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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