デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)子会社のスパイスボックスは、米Linden Labの運営する仮想世界(メタバース)「Second Life」で、新たな日本人居住区「Japan Islands」を整備すると発表した。個人ユーザーに対して、スパイスボックス所有の土地を無料で貸し出す。
現在、Second Life内で土地を所有する場合、Linden Labから有料でレンタルするのが主流。しかし、Japan Islandsではスパイスボックスが所有する土地を無料でユーザーに提供することで、ユーザーの自由な創作活動やカフェ、ショップ運営などを促し、居住区の活性化を図る。第1弾として、6月20日より合計232区画の募集を開始する。
「無料ホームページや無料ブログサービスがネットにおける個人の情報発信を促進したように、土地を無料で提供することで Second Life へのユーザー参加と活動をサポートする」(スパイスボックス)
スパイスボックスは、Japan Islandsの活性化により広告媒体としての価値を高め、企業ユーザーの進出を見込む。すでに三越などナショナルクライアントを中心に複数の企業の参入が決定しているという。スパイスボックスでは今後、DACと共同でJapan Islands内の広告開発、配信を手がけていく。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」