NTTデータ関西とウイングアーク テクノロジーズは6月19日、両社の製品を組み合わせたファクスソリューションを共同で提供すると発表した。
新ソリューションでは、NTTデータ関西が提供するファクス送受信機能を企業システム内に組み込むサーバソフト「dotFAX」と、ウイングアークの帳票ソリューション「SVFX-Designer」を連携させる。
具体的には、SVFX-Designerで生成されたPDFデータを、dotFAXに連携することで、業務システムからのPDFデータによるダイレクトなファクス送信を実現し、業務を大幅に効率化するというもの。また、ファクスで送信されたデータをPDFデータとして保管、活用できるため、後からファクスでやり取りされたデータ内容を参照、確認できる。
また、XML/WEBサービスというアーキテクチャを利用するdotFAXと、XML形式の帳票運用環境を提供するSVFX-Designerは、標準技術を採用し、さまざまなプラットフォームから運用が可能となる。業務システムへファクス機能を追加できることに加え、ユーザー企業のニーズに合わせて多種多様な帳票設計・出力・運用を実現し、運用にあわせて少ない開発工数での早期導入を実現できるという。
従来のファクスシステムでは、TIFFデータを利用するのが一般的で、異なる画像フォーマットのデータをファクス送信する場合、あらかじめTIFFデータへ変換しておく必要があった。
dotFAXではTIFFデータに加え、PDFデータに対応することで、PDFデータからTIFFデータへの変換を意識することなく、ファクス送信を利用できると説明している。
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