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マイクロソフト、WPF向けアプリデザイン製品群「Expression Studio」を7月13日に発売

鳴海淳義(編集部)2007年06月14日 23時34分
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 マイクロソフトは6月14日、アプリケーションデザイン製品群「Microsoft Expression Studio」を7月13日に発売することを発表した。

 Expression Studioは、Windows Vistaおよび「.NET Framework 3.0」に搭載されているプレゼンテーション層技術「Windows Presentation Foundation(WPF)」を活用したウェブサイトやアプリケーションを構築できる。同製品群は新プラットフォームの裾野を広げるための、ウェブデザイナー向け開発ツールだ。

 ただ、WPFに対応したリッチなコンテンツをクロスブラウザで配信するプラグインである「Silverlight」には完全対応しておらず(現在はベータ版のため)、今夏にリリースされる予定の正式版「Silverlight1.0」を待って、サービスパックという形で対応する予定だ。

070614_microsoft2.jpgSafari上でページをめくるようなインターフェースを実現する「Silverlight」

 なお、Silverlightの日本語ウェブサイトは14日より公開している。将来的にはSilverlight1.1、およびモバイル向け「Silverlight for mobile」の提供も計画されている。

 Expression Studioは、「Microsoft Expression Blend」、「Microsoft Expression Media」、「Microsoft Expression Design」、「Microsoft Expression Web」の4製品で構成される。

 Expression Webは、ウェブサイトの構築とCSSレイアウトを行う製品。Visual Studioと連携することで、デザイナーと開発者の共同作業をサポートする。

 Expression Blendは、ビデオ、3DCG、ベクタグラフィック、ビットマップイメージ、テキスト、アニメーションといったデザイン要素を組み合わせ、動画配信アプリケーションなどのUIをデザインできる製品。

 Expression Designは、Windowsアプリケーションやウェブアプリケーションで使用する素材のデザインツールで、ベクタグラフィックのデザインやXAML(Extensible Application Markup Language)形式の出力が可能。

 Expression Mediaは、100種類以上のファイル形式に対応するデジタル資産の管理ツールで、プロジェクトで使用するファイルの確認や検索、バッチ処理といった作業を効率化する。Expression MediaおよびExpression Studioユーザには、VC-1 CODECをサポートしたビデオエンコーダ「Expression Media Encoder」が無償で提供される。

070614_microsoft1.jpgExpression Media Encoderでは、オリジナル動画(画面左)とエンコーディング後のストリーミング動画(右)を並べて比較できる

 これらのうち、すでに販売されているExpression Webを除く3製品は、14日より60日無償評価版のダウンロード提供が開始された。製品版のプロダクトキーを入力すれば通常の製品として利用できる。

 Expression Studioの価格は、通常版が7万8540円、アップグレード版が4万5990円、アカデミック版が1万5540円。アップグレード版の対象は単体製品のExpression Web、Blend、Media、Microsoft Visual Studio(単体商品、DL版を含む)、そして無償で提供されているVisual Studio 2005 Express Editionが含まれる。

 つまりVisual Studio 2005 Express Editionを無償でダウンロードしておくと、事実上はアップグレード価格の4万5990円でExpression Studioを入手できることになる。

 単体製品の価格は、Expression Blendが6万5940円、Expression Mediaが3万9690円、すでに販売しているExpression Webが3万9690円。Expression Designは単体では販売されない。

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