それはSafari。Jobs氏によれば、ウェブブラウザSafariは市場シェア約5%を獲得しているという。Jobs氏はこの数字をもっと大きくしたいと述べる。これをどう実現するかって?答えはWindows向けのSafariを提供することだ。
Jobs氏が「変な気分だ」とジョークを飛ばしながら、Windows XPのウィンドウを開く。そこでWindows版Safariを利用しながら、さまざまなサイトを訪問し、新しいタブ機能を披露する。同氏はここで、いろいろなウェブサイトをロードしながら、SafariとIE 7を比較して見せた。
新版Safariのパブリックベータは、本日よりAppleのウェブサイトから提供開始される。
そう。それから、実は話しておきたいことがもう1つあるんだとJobs氏。もちろん、iPhoneのこと。iPhoneは29日の午後6時に発売する。東部標準時か太平洋標準時刻かについては言及しない。
Jobs氏によれば、Appleは、モバイル端末用にアプリケーションを作成する新しい方法を用意したという。これはiPhoneに搭載されるSafariエンジンをベースにしていると同氏。これにより、Web 2.0的なAJAXアプリケーションをiPhoneに完ぺきに統合することが可能になる。特別なソフトウェア開発キットは必要ない。現在標準的につかわれているウェブアプリケーションの作成手法さえ知っていれば、6月29日からアプリケーションを作り始めることができる。
iPhoneソフトウェアを担当するAppleのバイスプレジデントScott Forstall氏が壇上に姿を現す。すべてのアプリケーションがSafari内で実行されると同氏は述べる。またiPhoneのルック&フィールを利用したカスタムアプリケーションの作成が可能になるという。Appleでは、Web標準に準拠しながら、企業内のコンタクトデータベースにアクセスできるApple Directoryを開発している。
講演終了。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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