「iPhone」のクールな機能--テレビコマーシャルで明らかに - (page 2)

文:Kent German(CNET News.com) 翻訳校正:中村智恵子、小林理子、吉武稔夫、長谷睦、編集部2007年06月09日 01時43分

 コマーシャルで示していることのほかにAppleは、重要な機能に対する使い方のデモンストレーションをウェブサイトに掲載している。いくつかを紹介しよう。

 電話をかける:電話をかけるとスクリーンには「消音(mute)」「保留(hold)」「スピーカー(speaker)」「電話帳(contacts)」「キーパッド(keypad)」「通話の追加(add call)」といった各種のメニューが表示される。通話の追加については、ほかの携帯電話より格段に簡単というわけではないが、複数の相手との同時通話をシンプルに開始できる。

iPhone ウェブサーフィンも可能
提供:Apple

 ボイスメール:すでに大いに話題になっているが、iPhoneではボイスメール機能もビジュアル化されており、表示されたリストから聞きたい音声メモを選ぶだけですぐに聞ける。非常に便利な仕組みなうえ、この機能が世界で初めて搭載される点を考えると、これは発売前から大騒ぎするだけの価値があることを示す、iPhoneの機能の1つと言えるだろう。

 テキストメール:多くのスマートフォン同様、iPhoneでも、1つ1つのメッセージを別々に表示するのではなく、テキストによるやりとりをすべて表示してくれる。インスタントメッセージ機能を備えているかどうかはわからないが、電子メールを受け取ることはできる。

iPhone ワイヤレスとマッピング
提供:Apple

 写真:前述のとおり、写真をスクロールしたときの視覚効果は、非常に見栄えの良いものになっているようだ。写真の拡大や縮小も指を使って行える(Steve Jobs氏がMacWorld Expoの壇上でやってみせたように、2本の指で引き伸ばしたり縮めたりする動きだ)し、拡大した画像を指で動かして好きな部分を見ることも可能だ。また、好みの画像を壁紙にしたり、友人に送信したりもできるほか、電話帳に登録しておいて、電話をかけてきた人ごとに違った写真を表示させることもできる。後半に挙げた機能は大して目新しいものでもないが、やはり触れておく価値はある。

 音楽:楽曲の画面表示はiPodと似ている。曲のタイトルやアーティスト名で検索ができ、アーティストを選ぶと、そのアーティストのアルバム名でも検索できる。iPhoneを縦向きに持ったときは、単にアルバムのジャケットを表示するだけだが、横向きに持つと表示モードが変わり、ジャケットをパラパラとめくるような感覚で操作できる。これは魅力的だ。また、シャッフルモード再生にも対応しているほか、「最近追加した項目」「最近再生した項目」「トップレート」「トップ25」も表示できる。だが、携帯電話ネットワークを使った音楽のダウンロード機能はなく、FMラジオも聞けない。申し訳ないがそういう仕様なのだ。コマーシャルではiPhoneの音質を再現していたが、実物を手にするまでは意見を控えておこう。

 音量コントロールや再生/一時停止ボタンはタッチスクリーン上に表示され、楽曲リストも指でスクロール可能だ。しかし、映像を見た限りでは、リストが長い場合、その中からお目当ての曲を探し当てるにはかなり指を動かす必要がありそうだ。スクリーン上で指を滑らせてタッチしたままにしておき、次に指を離すまでリストを連続スクロールさせるという操作は、できないように見える。

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