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失意から生まれた企業、グーグル--スタンフォード大関係者が語る

文:Michael Kanellos(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2007年06月07日 20時46分
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 「実際のところ、Googleの共同設立者Larry Page氏は単に自分の博士号論文を完成させたかっただけだ」とスタンフォード大学の技術移転事務所(Office of Technology Licensing)でシニアアソシエイトを務めるLuis Mejia氏は言う。

 1990年代中頃のある日、Page氏がオフィスにやってきたとき、Mejia氏は机について仕事をしていた。Page氏は同事務所が自分の発明である「PageRank」をライセンスし、自分が博士号を取得する間、ロイヤリティ収入を得たいと考えていた。

 だが残念なことに、ライセンスは難しいことがわかった。利用を申し出た検索エンジン企業はたった1社だけで、その金額も低かった。「彼ら(Page氏ともう一人の共同設立者、Sergey Brin氏)はこれに失意を抱き、会社を立ち上げることにした」とMejia氏。Mejia氏は米国時間6月4日、「California Clean Tech Open」で行ったプレゼンテーションでこの話を明かした(Mejia氏は、人工光合成系など、スタンフォード大のエネルギー構想を紹介するためにこのイベントに出席していた)。

 そこで、技術移転事務所は特許の利用を発案者の2人に認可することに合意した。形式上は、教授と生徒の研究の成果物を所有しているのは大学だが、大学側は喜んでそれをオリジナルの発案者にライセンスする。それでも、これは珍しいケースだった。2人にはビジネスプランも資金もなかったので、大学は2人が設立する企業の株式を購入することにした。

 Mejia氏によると、スタンフォード大学は最終的にGoogle株式を3億3600万ドルで売却したという。Googleの作業と組み換え遺伝子に関する特許は、同大学に5億ドルの収入をもたらした。技術移転事務所全体では、この数十年の間に10億ドルを大学にもたらしたという。

 つまり、これも特許がもたらしたハッピーエンドストーリーというわけだ。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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