ビー・ユー・ジー(BUG)とビデオレンタル店「GEO」を展開するゲオの子会社スパイキーはこのほど、メディア事業において業務提携したと発表した。BUGが開発した電子マネーを搭載した携帯電話(おサイフケータイ)向けの製品を活用し、両社でクロスメディア事業や広告ビジネスを展開していく。
BUGは、FeliCa対応の非接触ICカードリーダー/ライター「PitTouch(ピットタッチ)」を開発。ピットタッチはおサイフケータイに対応した製品で、同社は販促支援のASPサービスとともに提供している。
ASPのサービスを使うと、利用する店舗はピットタッチの本体にクーポン情報などを自由に書き込むことができる。書き込まれた情報は、客がピットタッチを利用する時にケータイに送られる。
一方、スパイキーはGEOの100%子会社で、ゲオグループのメディアプロデュース事業を行っており、地域密着型の店舗を生かした広告物の配布やレシートの媒体化、フリーペーパーの発行を行っている。
スパイキーは5月25日からGEO会員へのサービス充実とGEO店舗への集客支援としてモバイルとPCのコンテンツのリニューアルを実施。店舗やフリーペーパーのリアルメディアと、モバイルやPCのオンラインサービスを融合したクロスメディア事業を強化するためにピットタッチを19店舗に試験導入した。
これにより、おサイフケータイ機能を持つ利用者のサイトへの誘導をしやすくなったことに加え、おサイフケータイを利用したマーケティング調査や購買履歴分析などでも協業する。
両社ではピットタッチシリーズの導入店舗を順次拡大し、会員数の増加を図りながらサービスを拡充していく。
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