92%カットは伊達じゃない!? クラス最高レベルのノイキャン性能、パナソニック「RP-HC500」

直枝優樹(D☆FUNK)2007年06月01日 20時47分
パナソニック
内容:大人気のノイズキャンセリングヘッドフォンだが、ここ最近は騒音カットの%が徐々にアップしてきている。その中でも“騒音92%カット”と高いカット率を謳うのがパナソニックの「RP-HC500」だ。デジタルプレーヤー「D-snap」にもノイズキャンセリング機能を搭載しているパナソニックが、ヘッドフォンとして作り上げた、その性能は?

軽量で圧迫感も軽減、快適な装着感

 周囲の騒音を低減するノイズキャンセルヘッドフォンは、現在ヘッドフォン市場で最も人気を集めるジャンルだ。抜群の遮蔽性を誇るボーズを筆頭に、ソニー、オーディオテクニカなど主要メーカーが相次いで参戦。さらにパナソニックからも3機種のノイズキャンセルヘッドフォンがリリースされた。その新ヘッドフォンシリーズの最上位モデルが「RP-HC500」である。

  • 装着例。軽い素材を使用しているため、装着感は快適だ

 ノイズキャンセルヘッドフォンとは、周囲の騒音を低減し、音量を上げなくても音楽を聴きやすくしてくれるヘッドフォンのこと。音楽以外にも、英会話などの語学勉強や、仮眠を取りたい時、集中して仕事や読書をしたい時など、様々な用途で活躍する。そのため、店頭でもノイズキャンセルヘッドフォンの売り上げは増加傾向にある。

  • 同梱品はヘッドフォン本体、ケーブル、オーディオ機器用のアダプター、飛行機用のアダプタなど

 そのノイズキャンセルヘッドフォン市場に、テレビやデジタルレコーダー、デジカメなど、デジタル機器でヒットを連発しているパナソニックから新モデルが登場した。ラインアップは、折り畳みも可能なエントリーモデルの「RP-HC150」、カナル型イヤフォンタイプの「RP-HC30」、そして今回紹介する最上位機の「RP-HC500」の3機種。エントリーモデルとミッドモデルでも、周囲の騒音を約75%もカットできる。だが、最上位モデルの「RP-HC500」は、92%までカットできるノイズキャンセル効果を誇る。

 では、さっそくその最上機種の内容を見ていこう。 同梱品はヘッドフォン本体、ヘッドフォンケーブル、飛行機で使うアダプター、オーディオ機器用のアダプター、キャリングケースなど。  ヘッドフォン本体は折り畳めないが、キャリングケースはハードカバータイプなので、鞄の中に入れてもつぶれて壊す心配はない。

  • ヘッドフォンケーブルは、本体から取り外しが可能なタイプ

 ヘッドフォンケーブルはイヤーパッドから取り外せるタイプを採用している。電車の中や、繁華街を歩いている時に、不意に他人の鞄などにケーブルが引っかかってしまっても外れるため、断線の心配はない。

 また通勤電車や出張先での飛行機などで仮眠を取りたい場合もケーブルが邪魔にならないなど、取り外せる方が使い勝手は良い。昨年後半から今年にかけて発売されたノイズキャンセリングヘッドフォンモデルの多くが、ケーブルが外せるタイプを採用している。だが、中にはケーブルと本体が一体型のモデルも売っているので、購入の際はチェックして欲しい。

 ハウジング部の側圧はやや強めだが、その分ヘッドフォン本体が頭からずれにくい。またイヤーパッドのクッション材が厚めに設計されているので、耳が痛くなることもなかった。ヘッドバンドの部分にもクッション材が用いられているので、頭部への負担を抑えてくれる。

 本体重量は約170g(乾電池、コードは除く)と、オーバーヘッドフォンとしては軽い部類に入る。長時間装着していても、疲れることはなかった。

 ノイズキャンセル機能のオン・オフは、左ハウジング部にあるスイッチで切り替える。電池は単4電池1本を使用し、左のハウジング部へ挿入する。使用時間は約40時間と、他のノイズキャンセルヘッドフォンと比べても、平均的な時間だが、通勤、通学用として使用するにはそれでも十分だろう。2〜3週間程は電池の交換をする必要もなさそうだ。

  • イヤーパッドは弾力や厚みがあるので、装着感は快適だ

  • ヘッドバンド部にもイヤーパッドと同じゴム状の素材が採用され、頭部への負担を軽減する

  • 電源は単4乾電池を使用し、左ハウジング部の上部に入れる

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