Nielsen/NetRatingsが米国時間5月21日発表した統計結果によると、Microsoftの検索事業は3月までの数カ月間市場シェアを拡大していたが、2007年4月のシェアは減少した。一方、GoogleとYahooはシェアを増加させている。
Microsoftの4月のウェブ検索市場シェアは、3月の10.1%から減少し、9%となった。一方Googleは、3月の53.7%から増加して55.2%となり、さらに優勢を強めた。Yahooのシェアは3月の21.8%から微増し、21.9%であった。
Microsoftはここ数カ月間やや好調であったにもかかわらず、4月は、Googleが主要なライバル企業のシェアを奪ってさらに優勢
zになるというこれまで同様のパターンに戻った。Microsoftの幹部らは1月の決算報告で、自社の検索事業の業績に満足していないことを示唆していた。AOLは4月も第4位にとどまったが、そのシェアは3月の5.8%から減少し、5.4%であった。Ask.comは1.8%で第5位と、安定したシェアを維持している。
Microsoftのある最高幹部は2週間前に開催された同社のStrategic Account Summitでのインタビューに対し、同社は検索事業に参入し始めてはいるが、毎月シェアを伸ばすことはできないかもしれないと述べていた。
MicrosoftのチーフアドバタイジングストラテジストであるYusuf Mehdi氏は、同社が過去3カ月連続でシェアを伸ばしたことについて「この傾向が続くとはまだ言えない」と述べた。「これが最低ラインで今後は増加する一方であると予測することはできないが、勢いがあることは事実だ」(Mehdi氏)
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果