Angus氏は「適切な法的手続きをしっかりと行うという、ごく単純な話だ」と述べた。ある州では召喚状が適切な法的手続きである一方、またある州では調査請求などの裁判所命令が適切な法的手続きになっている。Angus氏は「各州の州法にのっとった手続きがある。州ごとに行うべき手続きが違う」と述べた。
同氏は、協議が継続中であると付け加えた。同氏は「州検事総長ら、とくにRichard Blumenthal氏(コネチカット州)やRoy Cooper氏(ノースカロライナ州)とは、長らく共に取り組んでいる。期間はかなり長期に及んでおり、彼らはこの技術が開発されてきたことを知っている」と述べた。
州検事総長らからは先週、MySpaceに手厳しい言葉が寄せられていた。Blumenthal氏は、MySpaceがデータ提供を違法だと主張するのは「不可解で説明のしようがない」ことだとする声明を発表し、Cooper氏は「MySpaceが子供の安全よりも犯罪者のプライバシー保護を選択するのは良識に反する」と述べていた。
Cooper氏は5月21日の声明で、MySpaceがSentinel Safeの情報を、同氏を始めとする州検事総長らの事務所に提出する予定であること述べた。声明には「MySpaceが行動を起こし、この重要情報を提供することを、嬉しく思う」とするCooper氏の発言が書かれている。発表によるとCooper氏は、子どもがMySpaceなどのサイトに登録する際に保護者の承諾を必須にし、性犯罪者がソーシャルネットワーキングサイトに登録することを禁じる新州法制定の後押しも行っているという。
コネチカット州の州検事総長Richard Blumenthal氏が5月21日、別の声明で同様のメッセージを伝えている。同氏は「MySpaceが要請に応じ、召喚状により、有罪判決を受けた性犯罪者に関する情報を提供し、性犯罪者をサイトから除名する仕組みを整えることを嬉しく思う。MySpaceの行動を賞賛し、協力を歓迎する」と述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」