Microsoftはサポートするドキュメントの種類を積極的に増やしている。
Microsoftは米国時間5月21日、中国政府が採用する「Unified Office Format(UOF)」と「Open XML」の相互運用性を実現する変換ツールを作成するオープンソースプロジェクトに出資することを発表する計画だ。Open XMLは、Microsoft Officeに採用され、Ecma Internationalの標準規格としても承認されているフォーマットだ。
Microsoftは同日、PowerPointおよびExcelと「OpenDocument Format(ODF)」のプレゼン/表計算アプリケーションとの間の変換ツールのベータ版もリリースする計画だ。
この変換ツールを使って、ユーザーはOpen XMLとODFとの間でファイルフォーマットの変換を行っている。同ツールは、SourceForge.netで提供される。最初の変換ツールとして2007年初めにWord用のものが提供されており、今回のPowerPointとExcel用は年内に正式版をリリースすることになっている。
同変換ツールはWindows XP/2003/2007上で動くPowerPointとExcelをサポートする。
Microsoftは今回発表するUOF変換ツールでも、ODF変換ツールと同様のアプローチをとる。Microsoftの説明によると、中国政府や政府機関の顧客からの要望を受け、変換ツールを通してUOFをサポートすることにしたという。
Microsoftの代表者によると、このオープンソースプロジェクトには、UOF作成メンバーである北京信息科技大学(BITI)も参加するという。
このプロジェクトもSourforgeを利用する計画だ。最初の変換ツールのベータ版は2007年7月末リリースを見込んでおり、正式版は2008年はじめに提供の予定だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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