Microsoftは米国時間5月18日、デスクトップ向け「Windows」や広告ビジネスと同じグループに所属しているサーバ&ツールビジネスを、「Office」をはじめとするビジネスソフトウェアを対象とする部門に異動すると述べた。
Windows Serverグループも今回の異動の対象となっている。これにより、Windowsのサーバ版とデスクトップ版は、共通のコード基盤を共有するにもかかわらず、同社内でそれぞれ別々の部門に所属することになる。Microsoftによると、基盤となるWindows技術を開発するコアOSユニットは、引き続きKevin Johnson氏が率いるプラットフォーム部門に残る予定だという。
今回の異動により、サーバ&ツールビジネスを率いるBob Muglia氏は、Microsoftビジネス 部門担当プレジデントJeff Raikes氏の直属となる。Microsoftは、今回の異動に伴い、同社のデベロッパーユニットがMuglia氏の下に移ることも発表している。Sanjay Parthasarathy氏が引き続き、デベロッパー&プラットフォームを推進する業務を率いる。
Microsoftは声明で、今回の再編成は「会社の最優先課題に向けて幹部の目標を明確にする」ために実施したと述べた。
今回の再編成は公表に先立ち、最高経営責任者(CEO)であるSteve Ballmer氏、Raikes氏、およびJohnson氏により、社内に向けて発表された。広告企業aQuantiveを60億ドルで買収する計画であることからも、Microsoftが広告事業にさらに力を注ぐつもりであることがうかがえる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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