Time Warner傘下のAOLは米国時間5月15日、モバイル広告企業のThird Screen Mediaを買収したことを発表した。買収金額は明らかにされていない。
モバイル広告市場のパイオニアと言われるThird Screen Mediaはインターネット広告を手がけるAdvertising.com部門傘下の子会社となる。事業は、現在の本拠地であるボストンで続ける。Advertising.comは、Time Warnerが2004年に4億3500万ドルで買収した。
携帯電話やそのほかのモバイル機器に広告を掲載する傾向が強くなっていると見られる中、米国最大のモバイル広告ネットワークを有するというThird Screen Mediaも、この流れに乗っている企業のうちの1社だ。しかし、電気通信事業者の多くはこれまでのところ、顧客を不快にさせることを恐れてモバイル広告に慎重な動きを見せている。調査企業のeMarketerによると、米国のモバイル広告市場は、2006年の4億2100万ドル規模から2011年には47億ドル規模に、全世界では113億ドル規模に成長するという。Microsoftは5月に入ってから、欧州の携帯電話広告企業のScreenTonicを買収することで合意したことを発表した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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