ベンチャーキャピタル大手のジャフコは7月27日、上限1800億円の投資ファンドを設立する。未上場のベンチャーや中堅企業のほか、海外企業も投資対象とする。投資先を多様化することでリスク分散し、安定的なファンドとして年金や事業会社などからの出資需要を見込む。
新ファンドは、契約期間内に上場または第三者への売却が見込まれる未上場の企業を投資対象としたもの。投資後は投資先企業に対して役員派遣等で内部統制の充実を図りながら企業の成長を支援する。契約期間は2007年7月27日〜2017年12月31日までの約10年間。海外企業への投資は全体の3割を上限としている。
資金は金融機関を主として、事業法人や年金基金などから集め、10年間で2.5倍に増やすことを目指す。
同社では近年、業種、成長ステージ、地域ともに幅広い企業を投資先対象としている。投資先によっては新興企業への投資などに比べてリターンは少なくなるが、安定した投資先を探すことができるという。そのため、安定した利回りでの投資をしたい年金基金や、ベンチャー企業の情報収集やM&Aを狙う事業会社からの出資を得やすいとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
パランティアが打ちだしたDX支援のかたち
従量課金制データプラットフォームの魅力
メタバースとリアルを融合させた店舗で
顧客体験の向上を目指す
ZDNet×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
トラディショナルからモダンへ進化するBI
未来への挑戦の成功はデータとともにある