日本IBM、環境経営を中核にしたコンサルティング・サービスを体系化

 日本IBMとIBMビジネスコンサルティングサービス(IBCS)は5月14日、環境経営を中核にしたコンサルティング・サービスを「IBMグリーン・コンサルテーション(仮称)」として体系化し、両社共同で提供するための横断的な専門チームをIBCS内に設置したと発表した。

 両社は、IBMのグローバルな経験から、環境経営やCSRに関するノウハウ、豊富な実践経験を多様なアセット(知的資産)として蓄積してきており、この分野でのコンサルティングやソリューション開発を推進してきた。今回新設した専門チームは、これらのアセットをベースにグリーン・コンサルテーションとして、環境経営を中核にした新しいコンサルティング・ビジネスを推進していく。

 専門チームでは具体的なサービスとして、「環境コスト/CSR クイックアセスメント・サービス」や「環境対応システム化サービス」を提供する。

 環境コスト/CSR クイックアセスメント・サービスは、顧客が社会的責任として対応しなければならないもの、攻めの経営として必要なものの項目を、これまで蓄積してきたアセットを活用し最短約2週間で把握・分析するというもの。

 これにより、顧客は現在の課題と今後の方向性を明確にすることができ、迅速に対応することが可能になる。また、事業活動にかかわる保全コストや管理活動コストなどの環境コストを構成する7つの要素に対して、分析・ベンチマークを行う。

 環境対応システム化サービスは、製造業の顧客に対して、IBMの仕組みや考え方、また既存のシステムの活用に加え、沖電気工業開発した、製品含有化学物質を迅速に集計・管理するパッケージ・ソリューション「COSMOS」を組み合わせて、環境対応のためのシステム化を支援する。

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