宿泊予約サイト運営の一休は5月10日、ヤフーと業務提携すると発表した。一休はヤフーの集客力、ヤフーは一休を利用する富裕層の取り込みを狙う。この提携により、楽天と対峙していた「ヤフー+JTB+リクルート連合」の勢力図がさらに拡大することとなる。
提携内容は、「一休.com」と契約している972施設(2007年3月末現在)の約2万プランが「Yahoo!トラベル」で予約できるようになるというもの。提携に先立ち、6月にはYahoo!トラベルのトップページから一休.comのへの誘導を開始する。また、両サイトに参加している国内宿泊施設に限り、Yahoo!トラベルの予約ページから一休.comの同施設宿泊プランの掲載ページに誘導する。
2007年秋を目標に、Yahoo!トラベルで一休.comで扱う国内全宿泊プランの予約を開始。また一休.comでもYahoo!トラベル限定特別プランの提供を開始する。
これについて一休は「総合ポータルサイトとの提携は初めて。集客力の面でかなりのインパクトがあると思う」としている。
宿泊予約サイトは、ビジネス利用に強い楽天トラベルと、レジャー利用に強い「ヤフー+JTB+リクルート連合」の2大勢力に分かれていた。両者と一線を画して高級ホテル・高級旅館に特化する戦略をとっていた一休がヤフー連合と提携することで、2大勢力の競争は一段と激しさを増す。
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