最近、各方面で「PLC(高速電力線通信)」という新しいテクノロジーが注目を集めている。これは、簡単に言えば、家庭内の電力線を使って高速通信を行ってしまおうという技術。専用アダプタなどをコンセントにつなぐだけでローカルネットワークを構築できるため、LANケーブルや無線電波の届きにくい壁越しやフロア間でも簡単にデータの伝送を行えるのが特徴だ。
そのPLC技術を利用したユニークなオーディオ機器がパイオニアから登場した。それが、「music tap(XW-PSS01)」である。同製品は、電力線経由で音楽データを伝送して再生できるスピーカーシステムで、サウンドステーションとネットワークスピーカー(SサイズとLサイズの2種類が付属)、専用リモコンから構成されている。
サウンドステーションは、コンポやオーディオプレイヤーなどの音楽再生機器を接続するための基地局のようなもの。入力端子としてUSBが2系統、オーディオ端子が2系統、ミニジャック端子が1系統搭載されており、音楽機器以外にも、PCやUSBメモリなど、さまざまな機器を接続することができる。
ネットワークスピーカーLは、高品位なステレオスピーカー。本体前面にリモコン用の受光部を装備しており、付属リモコンを使って電源やボリュームのコントロールが可能。
ネットワークスピーカーSはその小型版。リモコン用受光部が省かれている代わりにモーションセンサーが搭載されており、人の動きに連動して電源をつけたり、スタンバイ状態にしたりすることができる。
|
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス