PLCとオーディオをドッキング! パイオニア「music tap」

パイオニア
内容:PLCという最新のテクノロジーをオーディオに落とし込んだ、全く新しい製品がパイオニアの「music tap」だ。コンセントをつなぐだけで、家中どこでも音楽が聴けるという贅沢を実現した、未来型オーディオシステムの使い心地を試した。

最新鋭テクノロジーPLCを備えた“オーディオ”

 最近、各方面で「PLC(高速電力線通信)」という新しいテクノロジーが注目を集めている。これは、簡単に言えば、家庭内の電力線を使って高速通信を行ってしまおうという技術。専用アダプタなどをコンセントにつなぐだけでローカルネットワークを構築できるため、LANケーブルや無線電波の届きにくい壁越しやフロア間でも簡単にデータの伝送を行えるのが特徴だ。

 そのPLC技術を利用したユニークなオーディオ機器がパイオニアから登場した。それが、「music tap(XW-PSS01)」である。同製品は、電力線経由で音楽データを伝送して再生できるスピーカーシステムで、サウンドステーションとネットワークスピーカー(SサイズとLサイズの2種類が付属)、専用リモコンから構成されている。

  • コンポやオーディオプレイヤーなどの音楽再生機器を接続するためのサウンドステーション。入力端子が5系統搭載されている

  • 花器をモチーフにしたデザインが美しいネットワークスピーカーL。スピカーユニットは、本体天面に内蔵されている

  • 花瓶のような形をしたネットワークスピーカーS。こちらも、スピカーユニットは、本体天面に内蔵されている

 サウンドステーションは、コンポやオーディオプレイヤーなどの音楽再生機器を接続するための基地局のようなもの。入力端子としてUSBが2系統、オーディオ端子が2系統、ミニジャック端子が1系統搭載されており、音楽機器以外にも、PCやUSBメモリなど、さまざまな機器を接続することができる。

 ネットワークスピーカーLは、高品位なステレオスピーカー。本体前面にリモコン用の受光部を装備しており、付属リモコンを使って電源やボリュームのコントロールが可能。

 ネットワークスピーカーSはその小型版。リモコン用受光部が省かれている代わりにモーションセンサーが搭載されており、人の動きに連動して電源をつけたり、スタンバイ状態にしたりすることができる。

  • ネットワークスピーカーLのリモコン受光部。付属リモコンを使うことで、スピーカーLやサウンドステーションを遠隔操作することが可能だ

  • 付属リモコン。ネットワークスピーカーLのボリュームや電源をコントロールしたり、サウンドステーションを遠隔操作することができる

  • ネットワークスピーカーSのモーションセンサー。電源をオンにしたり、スタンバイ状態をネットワークスピーカーSのモーションセンサー。人の動きを感知してスピーカーの電源をオンにしたり、スタンバイ状態への切り替えが行える

パイオニア「music tap」開発者インタビューはこちら

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