写真素材販売のGetty Imagesは米国時間4月30日、映像やマルチメディアコンテンツのライセンスを販売する新事業部門を立ち上げたことを発表した。また、翌5月1日にはPunchStockを買収したことを発表した。
新設されたマルチメディアグループを率いるのは、Craig Peters氏。Gettyは、MediaVast、およびその子会社でビデオコンテンツをライセンス販売するWireImageを先週買収したばかりで、Peters氏はMediaVastでニューメディア担当シニアバイスプレジデントを務めていた人物だ。
Gettyが今週買収を発表したPunchStockは、米ウィスコンシン州マジソンを拠点とする企業だ。Gettyは同社買収により3番目となる画像ストック部門を手に入れることになり、主力事業と2006年に買収したiStockphotoの強化を図る。PunchStockはよりシンプルなライセンスと検索機能を提供する、とGettyは説明している。
Gettyはこのところ、買収を通して自社事業を再構築しようとしている。3月には、アマチュアが撮影した写真をニュース企業に販売するScooptを買収した。Gettyの最高経営責任者(CEO)Jonathan Klein氏は今週行ったインタビューで、「市民ジャーナリズムは2000年前から存在する」と述べ、アマチュア写真家はプロがカバーする範囲を補完できると主張した。そして、Gettyは、市民ジャーナリズムによるコンテンツを利用するメディア企業に対してその出所が安全であることを保証できる、と続けた。
Gettyは、今回のPunchStockの買収とあわせて、3月31日に終了した第1四半期の業績も発表している。同四半期、Gettyの売上高は前年同期比6%増の2億1300万ドルとなり、純利益は3800万ドル、1株当たり利益は63セントとなった。
Gettyはまた、株式報酬の認識方法を修正した1998年から2006年上期までの改訂版業績報告書も発表している。同社は状況を修正するため、2800万ドルから3200万ドルの非現金費用を計上する予定という。この費用の95%は2002年以前に関係するものだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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