日本通信の100%子会社である米Communications Security and Compliance Technologies(CSCT)は、米U.S. Cellularと仮想移動体サービス事業者(MVNO)サービス提供に必要な相互接続契約を締結した。日本通信が4月23日に明らかにしたもの。CSCTは、商用MVNOサービスの提供を2カ月後に開始する予定。
CSCTは、米国で無線データ通信サービスを提供するため、日本通信が2006年4月に設立した事業会社。一方のU.S. Cellularは、CDMA方式の移動体通信事業を全米26州で展開する企業である。
この相互接続契約により、CSCTは、U.S. Cellularの第3世代(3G)ネットワーク上でデータMVNOサービスの提供が可能となった。接続に市場で入手できる一般的なネットワークルータを用いることで、低コスト相互接続を実現するという。また、CSCT側の接続装置をU.S. Cellular局舎内に設置するコロケーション制度も利用し、「サービス/信頼性の向上およびコストの低減を図る」(日本通信)。
具体的には、企業ユーザーや機器向けのデータ通信サービス、無線専用線サービス(PWLL:Personal Wireless Leased Line)などをワンストップで提供していく。
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