大手投資会社カーライル・グループの日本担当、カーライル・グロース・キャピタル・チームは4月18日、半導体後工程受託の仲谷マイクロデバイスに出資したと発表した。出資額は15億円で、仲谷マイクロデバイスの15%の株式を保有する株主となった。
カーライルは4月13日付で、仲谷マイクロデバイスが実施する予定の第三者割当増資を引き受けることで最終合意した。仲谷マイクロデバイスは出資額の半分を資本金に充てる計画。これにより資本金は2000万円から7億7000万円となる。
今後、カーライルは非常勤取締役ならびに非常勤監査役など役員の派遣も行い、経営体制の強化とともに市場開拓やM&Aの助言など積極的な事業成長支援を行う。
カーライルは世界各国で半導体分野での投資案件に取り組んでいる。半導体業界の再編が続く中で、組立製造と検査を専業とする仲谷マイクロデバイスの実績と成長性に注目し、今回の出資を決定した。
仲谷マイクロデバイスでは「カーライルとの協業により、経営ノウハウや半導体業界のネットワークを得て、国内の半導体後工程業界で確固たる地位を確立したい」としている。
同社は1970年創業、半導体後工程を一環して受託しており、2006年1月に大分県臼杵市に国内最大級となる工場を竣工した。
2006年の売上高は73億円、従業員は約650人。
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