Battelle氏はSchmidt氏に対し、DoubleClickの買収提案に関するも質問した。Googleは13日、同オンラインディスプレイ広告会社を31億ドルで買収すると発表している。Battelle氏は、Googleの共同創業者Sergey Brin氏がかつて、DoubleClickの広告はターゲットが絞れておらず「けばけばしい」として軽蔑し、Googleがゲーム的要素を持たせた子供だましのバナー広告を提供することは絶対にないと断言していたことを明らかにした。同氏はSchmidt氏に対し、「3年で何が変化したのか?」と問いかけた。
Schmidt氏は、「DoubleClickが変化した」と語った。そして同氏は、彼らの広告はターゲットが絞られるようになり、広告主やサイト向けのツールも改善されたと、同氏は加えた。
Battelle氏は合併に関して、Googleが検索の最適化に焦点を当てるDoubleClickのPerformics事業部をスピンアウトさせるのかと質問を続けた。だが、「まだ分からない」というのがSchmidt氏の回答だった。また、「Google Pack」ソフトウェアスイート用に開発され、DoubleClickのクッキーを削除するサードパーティーアプリケーションをGoogleがどうするのかという疑問についてSchmidt氏は、「実際のところ、かなり優れたアプリケーションだと思うので、これから検討する」と語った。
Schmidt氏は、GoogleとDoubleClickの合併を独禁法関連で詳細に調査するようMicrosoftやAT&Tが監督機関に依頼している件についてコメントを求められ、「彼らは間違っている。正しくない。広告は1兆ドル市場であり、今回の話はその1%に過ぎない」と語った。
Schmidt氏は、Google傘下のYouTubeが海賊版を掲載しているとしてViacomが3月に提起した訴訟について聞かれ、Googleは著作権のある素材の削除を要求する命令に従っている、と答えた。同氏は「法には完全に準拠している」と語っている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス