創立から40年近くが経った今、Tata Consultancy Services(TCS)は世界最大の技術サービス企業の1つになっている。
同社は毎四半期10億ドル以上の売上を上げており、1000人単位で新規雇用を行っている。同社は鉄鋼、トラック、茶、薬品、高級ホテルなども手がけ、大きく広がるTata複合企業体の最大の部門だ。
TCSはアウトソーシングを通じて大きく成長してきたが、同社はフルサービスを提供可能な複合企業体として、コンサルティングと契約製造の領域に規模を拡大する計画だ。
Subramaniam Ramadorai氏は1972年に同社に入社し、1996年にCEOとなった。ちょうどY2K問題でインドのソフトウェア産業が注目されるようになった頃だ。Ramadorai氏はCNET News.comのインタビューに答え、この成長著しい世界における技術、TCSの次の動き、同社が年間雇っている3万人で何を計画しているのかについて話してくれた。
私が思う第1のルールは、政府が関与しないことです。輸出促進地域の観点から政府が設定すべきゴールはシリコンバレーのように人やアイデアが自由な動きが奨励される地域です。政府はすべての障害や制限を取り払い、それを税金の単一化や不動産の面で詳しく説明していくべきです。
最後に、国は教育に真剣に投資すべきです。これが最も難しいことです。インフラはお金で作ることができますが、教育システムと労働力の転換、そして求められる以上に物事を行う情熱、これが最も重要な側面です。これがインドが他の国やシリコンバレーと違うところです。誰も余計に働けとは言いません。ここでは大部分がそれぞれに任されているのです。
大事なのは、提案が顧客によく理解されることを確実にすることです。われわれは、事業をみずからの事業予測と顧客に沿うものにしようとしており、売り上げや費用に対する効果における価値を伝えようとしています。これらがかみ合えば、われわれは25%、30%、35%、あるいは40パーセントでも成長できるでしょう。われわれは決して将来の保証はできませんが、業界の平均よりはうまくやらなければなりません。
多くのことがあります。顧客はインフラやサーバの統合などを求めています。世界的な基盤では、製造業では一部の顧客は300から400のERPのインスタンスを持つ場合があります。これをどうやって統合するのでしょう。
はい。一部の産業は変化が非常に遅かったり、業務とITサービスを一体化したいと考えています。合併や買収の後に、1つのインスタントに簡素化したいという場合もあるでしょう。公益事業などの産業を取って考えると、彼らはかなり遅れています。
今年は3万人の従業員を雇おうとしています。前四半期には、7000から8000人程度を採りました。これは、われわれのような企業にとっては最大の問題です。世界の色々な場所からの多様な労働力を持っているとき、どうそれを統合し、どう訓練し、どう配置し、彼らの文化をどう扱うか。どのような介入が必要で、どういうメンタリングが必要になるのか。
人材の問題は、ここ数年われわれが最も多様な経験を積んできている分野でもあります。われわれは小規模で始まり、1年に100人の募集をし、それが500人になり、2000人になり、5000人になり、1万人、2万人と大きくなってきたのです。
8万3000人の従業員のうち、7000人超が国際的な労働力です。これを労働者の約10%までもっていこうとしています。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力