DeNA、モバゲー人気で上方修正--初の配当金

岩本有平(編集部)2007年04月10日 20時02分

 ディー・エヌ・エー(DeNA)は4月10日、2007年3月期の連結業績について上方修正を実施した。

 売上高を従来の128億円から142億円(1.11倍)に修正したほか、経常利益を37億5000万円から46億円(1.24倍)に、当期純利益を21億円から25億円(1.19倍)にそれぞれ修正した。

 DeNAでは、携帯電話向けサービスの成長が上方修正に大きく貢献したという。中でも同社が提供するモバイル向けソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「モバゲータウン」は、テレビコマーシャルをはじめとした広告宣伝の効果もあり、会員数およびPVが飛躍的に増加。グループ全体の業績をけん引する形となったという。

 同社では、モバゲータウンを中心とした広告宣伝や人員増強などにコストを投じてきたが、好調な業績が販管費をカバーしたことから、2007年3月期の売上高は前期比120.9%増、経常利益は同144%増、当期純利益は同68.1%増となる見込み。

 また、初となる配当については、期末で1株当たり520円を予定している。配当金については、2007年6月開催の第9期定時株主総会にて正式に決定する予定だ。

 なお、4月10日のDeNA株価は前日比1000円高(0.27%増)の36万7000円となっている。

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