MapMotionは4月3日、携帯電話向けの地図ポータルサイト「メガマップ」を開始する。イラストマップに対応し、すでにイラストデータを持っている企業が簡単に地図を配信できるようにした点が特徴だ。
MapMotionが開発した携帯電話向けの画像表示システムを利用し、携帯電話画面より大きいサイズの地図であっても縮小や拡大、スクロールが自由にできる。また、店舗や駅など任意の地点をクリックすると詳細情報やサイトへのURLを表示させることが可能だ。地図上にレイヤーを重ねて、同一エリア上にある飲食店やホテルなどの情報を切り替えて表示したり、バナー広告も掲載したりすることもできる。なお、地図を表示するには専用の無料閲覧アプリ「MapMotionビューア」が必要となる。
MapMotionではこの画像表示システムのライセンス販売をしており、メガマップは同社の技術を示すためのショーケースとして位置づけている。
MapMotionが路線図等の地図を用意するほか、企業に地図作成ツール「MapMotion Studio」を無償で提供し、コンテンツの提供を呼びかける。既存のイラストデータを活用して携帯電話向けに表示できるため、フロアマップを持つ大型店舗や地域情報サイト、イベント運営企業などのニーズがあるとMapMotionではみている。
メガマップのトップページに「おすすめマップ」というコーナーを用意し、ここを広告枠として販売する。料金は月額5000円からとなる。また、企業の地図をあらかじめ同梱したオリジナルの閲覧アプリの制作も請け負う。料金は月額3万円からとなっている。コンテンツを提供した企業に対しては、ダウンロードデータなどのマーケティングデータを提供する。
対応端末はNTTドコモの900i、901i、902i、903i、703iシリーズ(ただしN900i、N900iS、N900iL、N900iG、SH900i、P900iV、D900iについては非対応)。ソフトバンクモバイルの第3世代携帯端末には5月に対応する考えという。auへの対応については、「技術的にはすでに対応しているが、閲覧アプリを配布するためには公式アプリとして認められる必要がある」(Mapmotion代表取締役社長のクレイグ・ウィル氏)として、時期については未定とした。
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