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シリウス、位置連動型広告をウェブ販売へ--三井物産らと資本提携

永井美智子(編集部)2007年04月02日 11時41分
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 シリウステクノロジーズは、ユーザーがいる場所に応じた広告を携帯電話向けに配信する「アドローカル」について、広告主が代理店を通さずにウェブサイト上から広告出稿できるようにする。また、これに伴い3月30日付けで三井物産などを引受先とした第三者割当増資を実施した。

 アドローカルは、ユーザーがいる場所や興味を持っている場所に応じて、その周辺の地域広告をオークション形式のクリック課金モデルで販売する携帯電話向けの広告システム。DeNAが運営する「モバゲータウン」などで採用されている。

 これまでアドローカルに広告を出稿するには広告代理店を通す必要があったが、新たにウェブ上で広告主が直接申し込めるようにする。地域の飲食店などでも簡単に出稿できるようにし、事業拡大を狙う。5月中旬より開始する計画で、交通広告などによる宣伝活動を強化し、認知度を高める。

 これに伴い、3月30日付けで三井物産などを引受先とした第三者割当増資を実施した。三井物産の出資額は5000万円となる。ただし、そのほかの引受先や全体での増資額などについては明らかにしていない。調達資金はアドローカルのシステム増強や広告宣伝に使うという。

 今後はアドローカルを採用する媒体の拡大にも力を入れる。「位置情報を使ったサービスを提供するモバイルサイトがどれだけ増えるかが鍵になる。位置連動型広告は通常のテキスト広告よりもクリック単価が高いため、サイト運営者にとっても収益増につながる。この点をアピールしていきたい」(シリウステクノロジーズ)

 また、三井物産との提携を通じて、アドローカルの海外展開も検討する。米国や中国など、「国土が広く、同じ言語を使っていて人口の多い国は魅力的」(シリウステクノロジーズ)といい、2008年度以降の展開を考えているとのことだ。

 三井物産は現在モバイルコンテンツ事業の海外展開に力を入れており、中国およびインドでモバイルコンテンツ事業の拠点を整備したほか、検索連動型広告を手がけるサーチテリアとも資本・業務提携している。

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