三井物産は3月27日、中国およびインドにおいて、携帯電話端末向けコンテンツ配信/広告/マーケティング事業の新拠点を整備したと発表した。いずれも、伊Buongiornoとの合弁会社である香港Buongiorno(Buongiorno HK)を通じて実施したもの。
中国では、Buongiorno HKが2007年1月にケイマン諸島eDongAsia(EDA)の発行済株式の51%を取得した後、増資引受で出資比率を80%まで上げた。なお、EDAは、中国上海の100%子会社eDongcity Informationを通じ、中国で携帯電話コンテンツ企画/配信事業を2001年から現地パートナー企業と展開している。
三井物産は、今後EDA経由で、中国内のメディア企業や携帯電話事業者、携帯端末メーカー向けのコンテンツ配信プラットフォーム供給事業と、携帯電話加入者向けコンテンツ配信事業を推進する。
一方、インドでは、Buongiorno HKの現地支店を2006年11月に開設した。現地最大手メディア企業のTimes Internetにコンテンツ配信プラットフォームを供給するほか、同社との共同事業展開に着手している。また、今後は携帯電話加入者向けのコンテンツ配信事業の準備も進めている。
そのほかインドネシア、ベトナム、フィリピンにおいてもBuongiorno HKと現地大手メディア企業との戦略提携を結び、事業展開の強化体制を整えたという。
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