Linden LabはMOOとパートナー契約を結んでおり、Second Lifeユーザーからカードの注文があると、その売り上げの一部を受け取っている。
MiniCardsのユーザーの中にはその小ささを気に入っている人もいるが、カードをもらった側からすると、サイズが小さすぎると感じることもある。このカードのサイズは面積で言うと通常の名刺の半分以下しかないため、ポケットに入れたまま紛失してしまいやすい。そのため、このカードをこよなく愛するユーザーでも、仕事目的というよりは個人的に連絡先を教えるためにこのカードを使っている場合が多い。
それでも、MOOは毎週大量のカードを世界の120カ国に向けて出荷しており、中国、さらには北朝鮮からの注文もあると、同社の最高経営責任者(CEO)、Richard Moross氏は言う。
その一因は、カードを自分の好きなようにカスタマイズできるうえ、さまざまなバリエーションを作成できる点にある。このカードはWeb 2.0文化の象徴になりつつあるが、その状況にふさわしく、Flickrにはこのカードを芸術的かつ個性的に飾っている様子を収めた写真が何千枚と寄せられており、それを集めたページもある。
MOOも、カードの新しい利用法に関するアイデアを求めて、カードユーザーの集いを定期的に開催している。
また、MiniCardsはちょっとしたコレクターズ・アイテムの様相も呈しているようだ。Moross氏は、手作り雑貨のオンラインマーケット「Etsy」でカードが売られているのを見たことがあるという。29日にEtsyを検索してみると、冷蔵庫に貼るマグネットに加工されたカードや、手作りのカード入れが見つかった。
「われわれは真っ白なキャンバスのようなものだ」とMoross氏は言う。「MiniCardsの良し悪しは、ユーザーがどれだけこのカードを活用してくれるかにかかっている。最高のアイデアを持っているのは、こちらではなく、ユーザーの方だ。だからこそ、われわれはユーザーの声に耳を傾けている」
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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