インターネットイニシアティブ(IIJ)は3月28日、高画質コンテンツとそれを再生できるPCやデジタルテレビの市場拡大に対応するため、高画質コンテンツ配信プラットフォームを新たに構築すると発表した。
第1弾として、PtoP技術を応用した配信システム「SkeedCast」によるダウンロード型配信サービスの提供を4月から開始する。これは、高画質コンテンツの配信には通信品質の影響を受けにくいダウンロード配信が一般的に適しているとの判断によるもの。
SkeedCastは、ドリームボートによるPtoP技術を応用したコンテンツ配信システム。配信ネットワークを「コンテンツ提供者」「配信ネットワーク」「視聴者」に分離して管理することで、高画質コンテンツを安全で効率的にダウンロード配信できる。また、アップロードをコンテンツ提供者に限定し、視聴期限の過ぎたコンテンツをすべて削除できる。
視聴者は、コンテンツのダウンロード視聴のみ可能なため、コンテンツの不正利用や不正流出を防ぐことができ、これまでのエンドユーザー端末が配信ノードとなるPtoP型システムと比較して、より厳密な運用が可能になるという。
IIJは、今後H.264形式にも対応させ、従来からのストリーミング型の配信サービスをより広範なニーズに対応できるプラットフォームとし、高画質コンテンツ配信プラットフォームサービスを積極的に展開するとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」