コラボレーションシステム開発を手がけるオレガと、電子番組表(EPG)サービス「Gガイド」を展開する、インタラクティブ・プログラム・ガイド(IPG)は3月26日、業務・技術提携を発表。今後オレガが開発・販売する放送局向け番組宣伝業務支援システム「番宣組」とIPGが開発・運用するEPG情報配信基盤「MINDS」の連携に合意した。
現在、IPGは放送局の公式番組情報であるSI情報を利用した電子番組表サービス「Gガイド」「Gガイドモバイル」「シンジケーテッドGガイド」などを展開。「Gガイド」対応機器は、累計で1100万台出荷、「Gガイドモバイル」は1375万人を超える(2007年3月9日時点)登録者に利用されている。
一方、オレガでは2006年秋から放送局向け番組宣伝業務支援システムである番宣組の販売を開始しており、在京キー局、および系列局にてすでに利用が開始されている。また、2007年春に出荷予定の次期バージョンでは、各「番宣組」サーバ間でのデータ連携機能を搭載し、同機能を利用したキー局と系列局間の番組宣伝情報の相互利用が開始される予定だ。
今回の提携合意により、両社では今後、番宣組で取り扱う番組宣伝情報を放送業界標準XMLフォーマットで出力し、番宣組システム間、ならびにIPGのMINDSとの間で送受信できる機能をパッケージとして標準搭載していくほか、双方のシステムのコンテンツに対する電子透かしの対応や、放送局向けEPG入力支援システムの提供を企画していく意向。
これにより、放送局はEPG情報と番組宣伝情報を運用の負荷なく自動で関連付けることが可能になり、系列局や関係会社間での安全・確実なデータ連携や、各種EPGサービスへの展開を実現していくとしている。
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