パーム、第3四半期決算を発表--「Treo」の出荷台数が過去最高を記録

文:Erica Ogg(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2007年03月23日 12時38分

 Palmは米国時間3月22日、第3四半期決算を発表し、売り上げの増加と利益の減少を報告した。

 Palmは報道関係者やアナリスト向けの電話会議で、3月2日締めの同四半期中のスマートフォン「Treo」の出荷台数が、史上最多の73万8000台に達したことを明らかにした。前年同期比では30%増、前四半期比では20%増の伸びとなった。

 Palmの第3四半期の純利益は1180万ドル(1株当たり11セント)で、前年同期の2990万ドル(1株当たり28セント)から減少した。同社の同四半期売り上げは4億1050万ドルで、4億〜4億1000万ドルの事前予測を若干上回った。前年同期の売り上げは3億8850万ドルだった。1180万ドルの純利益は、前年同期の2990万ドルと比べても大幅な減少である。

 Palmの最高経営責任者(CEO)であるEd Colligan氏は、スマートフォンの平均販売価格が下落したことを認めているが、同社はそうした傾向をはじめから予測しており、今後も続くと考えていると述べた。

 投資家やアナリストは、Colligan氏と最高財務責任者(CFO)のAndy Brown氏に対し、数カ月前からブログ界で噂になっている同社の売却について質問を投げかけた。ここ数週間、Palmがすぐにでも身売りを発表するのではないかという憶測がさかんに飛び交っているが、同社の幹部はこの件に関しては沈黙を守った。「噂や憶測が多くの人々の口に上っていることは承知している。だが、われわれから話すことは何もない」(Brown氏)

 またColligan氏からは、Jeff Hawkins氏が進めているとされる、いまだ研究開発段階の謎のプロジェクトの詳細や、「Palm OS」のアップデート版のリリース時期についても一切コメントを得られなかった。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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