ロシアも2007年のCeBITのパートナー国で、展示の規模でも国別で第4位となっている。ロシアからの展示は150団体以上にのぼり、Kaspersky Labs、Russoft、Russian Software Developers Associationによるものなどがある。参加団体は、コミュニケーション、ビジネスプロセス、金融、デジタル機器の4カテゴリで製品のプレゼンテーションを行う。
セキュリティも、CeBITの主要テーマになる。とくにバイオメトリクスが注目される。Prüser氏は「このトピックは重要性を増しつづけており、需要が多かったために2007年は展示スペースが不足してしまったほどだ」と説明する。
セキュリティが注目される中、セキュリティ企業Symantecの最高経営責任者(CEO)John ThompsonがCeBITの基調講演者の1人として登壇する予定だ。
しかし、もっとも注目される基調講演者は、Alcatel-LucentのCEOを務めるPatricia Russo氏である。同氏は合併の論理的根拠やテレコミュニケーション産業の将来に関する所感について講演する。
CeBITでは情報のプロビジョンニングにおいて新しい取り組みも行う。来場者が、ネットワークに参加して、アイデアを共有し、提案に対する相互評価を行う「CeBit Next」ポータルを設置する。IBMと、CeBITを主催する展示会の主催会社Deutsche Messeが共同で設計と実装を担当したもので、Future Fair、Future Work/Life、Future Healthの3主要分野からなる。
もう1つの取り組みとして、ウェブテレビ「CeBit TV」がある。CeBit TVでは1年を通して、IT専門家向け、仲買業者向け、エンドユーザー向けの3チャンネルを放送する。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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