Linuxディストリビューション「Ubuntu」の開発を支援するCanonicalの創設者であるMark Shuttleworth氏が、Linux Foundationの役員に就任した。Canonicalでは、同OSを商用化している。
Shuttleworth氏は米国時間3月12日、自身のブログでこのニュースを明らかにした。「Linux Foundationの役員候補に推薦され、選ばれたので、受け入れることにした。Ubuntuの創始者としてでもないし、Canonicalを代表するわけでもない。フリーソフトウェアとLinuxコミュニティーの代表としてだ」とShuttleworth氏は記している。
Linux Foundationは、2007年1月にOpen Source Development Labs(OSDL)とFree Standards Group(FSG)が統合してできた新団体だ。
Shuttleworth氏は、全般的にこうした組織に対して複雑な感情を抱いている、と書いている。Shuttleworth氏は、「個人的に、コンソーシアムという形態をあまり支持していない。メンバー会員により(組織が)分離する危険と隣り合わせだからだ」と述べる。「今回、役員を引き受けることにしたのは、Linux Foundationのトップが、競争を意識した一定の時間枠内できちんと結果を出せる開かれた標準化のプロセスを実現する、という支援団体からの使命を持っていると感じたからだ。これは、フリーソフトウェアにとって真に重要なものだ」(Shuttleworth氏)
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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