大日本印刷(DNP)は3月12日、ダイレクトメール(DM)などの印刷物作成のために得意先から預かった個人情報863万7405件が流出していたことが判明したと発表した。
DNPは2月20日にも、販促用DMの作成のためにジャックスから預かった個人情報15万件が業務委託先の元社員により不正に持ち出され、インターネット通販詐欺グループに売り渡されて、49会員に667万2989円の被害が発生したと発表している。
今回の個人情報流出は、その後の社内調査によって判明したもので、ジャックスだけでなく、アメリカンホーム保険やUFJニコスなど43社の個人情報863万7405件が持ち出されていたことが明らかになった。流出した個人情報の内容は、住所、氏名だけのものから、保険証券番号やクレジットカード番号を含むものまで、会社によって異なっている。
今回流出した個人情報の中には、得意先が過去に流出を公表している事案のデータと一致するものが含まれており、これらの事案については、すでにそれぞれの得意先により安全対策が完了しているという。また、持ち出されたデータは、捜査の過程ですべて押収されており、第三者に渡った可能性は確認されていないとしている。
個人情報流出の対象となった会社のうち、DNPが発表しているのは以下の18社、580万9224件。
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