Cisco Systemsは米国時間3月5日、ソーシャルネットワーキングサイトTribe.netを運営する株式非公開企業Utah Street Networks(USN)からソーシャルネットワーキング技術を買収することを明らかにした。
同社のソーシャルネットワーキング関連の動きとしては、2006年にMedia Solutions Groupを新たに設立して以来、今回で2件目となる。Ciscoは2月にも、社員11人というソーシャルネットワーキングの新興企業Five Across(本社:カリフォルニア州サンフランシスコ)の買収を発表している。
果たして、Ciscoは次のMySpaceやYouTubeを構築する目的で技術を集めているのだろうか?答えとしては、恐らくそうではないだろう。そう考えることで、ソーシャルネットワーキングサイトのTribe.netを買収したとCiscoが表明しなかった理由も説明がつく。Tribe.netは今後も独立して運営される。
Ciscoは、Tribe.netとFive Acrossの特定の技術だけを使って、企業がソーシャルネットワーキングサイトを自社構築できるようにするソフトウェアおよびハードウェア製品を開発し、販売する計画だ。
企業などはこのアプローチにより、すべての技術を独自に開発するより短期間かつ比較的低コストでソーシャルネットワーキングを自社ウェブサイトに統合できるようになる見通しだ。
Netscapeの共同開発者Marc Andreessen氏も、ソーシャルネットワーキングサイトの構築をプラグ&プレイレベルまで簡単にすべく、Ningという新会社の設立に携わった。しかしNingは、Ciscoとは異なり消費者をターゲットにしている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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