独立行政法人の情報通信研究機構(NICT)、関連分野の企業、有識者、総務省はこのほど、超高精細映像や立体映像、高臨場感音場再生、五感通信などの研究開発の加速を目的に「超臨場感コミュニケーション産学官フォーラム」を設立。3月7日に設立総会を開催する。
このフォーラムは、ユニバーサル・コミュニケーションの発展に寄与することを目的としたもので、民間企業、大学、研究機関および国の関係者が参加する。今後、超臨場感コミュニケーションに関する研究開発、実証実験、標準化などを積極的に推進していく計画だ。
超臨場感コミュニケーションは、映像、音響、触覚などの五感情報を伝達することで、遠い場所にいてもあたかもその場にいるような感覚を提示する技術のこと。遠隔医療や遠隔教育などにも応用できる。具体的には、超高精細・立体映像および高臨場感音場再生をはじめとする技術の進歩発展、促進を図る。
会員には、通信・放送事業者、メーカー、コンテンツ制作者、有識者など、約140会員が参加予定で、会長は東京大学大学院の教授である原島博氏が務める。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」