今回のテーマは「巷にあふれるダイエット法の利用実態について」。
ダイエット器具、食品、サプリメントなどのダイエット方法が巷に溢れているが、さまざまな情報が氾濫する中で、人々はどのようにダイエットに関する情報を収集しているのか。また、ダイエットに至るきっかけやどのようなダイエット方法を実践し、それによって効果をあげている人はどのくらいいるのか、今後実践したいダイエット方法は何かなど、その利用実態等についてレポートした。
今回の調査は2月23日〜2月27日で行い、全国の1034人の男女(男性50.19%、女性49.81%)から回答を得た。また、調査に回答頂いた年齢層は、20歳代25.05%、30歳代24.66%、40歳代25.05%、50歳代25.24%であった。
これまでにダイエット経験がある人は全体の約7割を占めるが、男女別の結果にあまり差がないことから、昨今、メタボリックシンドロームや成人病の報道などが多いなか、女性並みに男性も自分の体型・体調を気遣っていることが明らかになった。
ダイエットをするに至ったきっかけは、8割以上の人が「自分自身で体型・体調が気になった」と答えており、特に女性では9割に上った。男女間の差異で特徴的だったのは、男性では「医師(健康診断を含む)に言われた」(33.97%)、「体型や健康などについて他人に言われた」(31.75%)など、他人からの指摘をきっかけに始めた人が多いのに対し、女性では「気に入った洋服を着こなしたい」(44.16%)、「(薄着になる夏など)季節を意識して」(37.56%)など、人目を気にして自発的にダイエットをする人が多いことが伺える。
また、実践したダイエット方法に関しては、「食事制限(カロリー制限)」や「ウォーキング・ジョギング」のお金がかからない自己努力型ダイエットの経験者が多かった。一方で、マスメディアに多く登場するダイエット器具を利用したという回答は多くなかった。また、実際に効果があったものとしても「食事制限(カロリー制限)」「ウォーキング・ジョギング」をあげる人が多く、次いで「効果があったものはない」という結果となった。男女別にみると、男性は食事制限やウォーキング・ジョギングが上位を占めたが、女性ではこれらと並んでダイエット食品、お茶を飲むなどといった飲食にかかわるダイエットの利用者が多くなった。
ダイエットの効果が実感された時期は、「始めてすぐから」が13.74%、「1カ月以内」が45.56%と、全体の約6割の人が1カ月以内に効果を実感している。またダイエットにかけるお金については、約5割の人がまったくかけていないことから、自分の努力で無理なく続けられる方法に人気があることが明らかになった。
ダイエットを方法を知ったきっかけについては、「人からの口コミ」が36.4%と最も多くなっており、特に20代では44.6%と半数近くに上っている。また、今後、ダイエット方法の情報をどのように収集したいかについては、「インターネットで検索する」が今までの約1割から約5割となっており、自発的により詳細に情報を収集しようという姿勢が感じられる。
また、従来からの情報収集方法である「テレビの健康情報番組などを見る」(37.00%)、「雑誌の記事や広告を見る」(25.66%)は依然としてよく利用されていると見られる一方で、「人からの口コミ、友人などに尋ねる」(34.14%)、「インターネットの口コミサイトを見る」(23.68%)など、口コミにより実際の効果や評判を検討する人も多く、インターネットや口コミが有力な情報収集手段となることが伺える。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「もったいない」という気持ちを原動力に
地場企業とともに拓く食の未来
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力