ロサンゼルス群地方検事局によると、ソーシャルネットワーキングサイトのMySpace.comから15万ドルを脅し取ろうとした罪に問われた男性2人が、コンピュータデータへの不正アクセスの容疑1件を認めたという。
ニューヨーク州サフォーク郡出身のSaverio Mondelli被告(19歳)、Shaun Harrison被告(18歳)はそれぞれ米国時間2月26日、ロサンゼルス上位裁判所長官Kristi Lousteau氏の前で罪状認否を行った。
残り3件の容疑(強奪、強奪未遂、不正なコンピュータアクセスに関する2件目の容疑)により、最高で4年の刑となる可能性があったが、同地区検事局は取り下げている。
同地区検事局の報道担当官Jane Robison氏によると、今回の罪状認否の一部として、2人はそれぞれ刑務所で9日間の刑に服し、3年間の執行猶予と160時間の地域奉仕活動を行うという。
2人はまた、MySpaceに対し合計1万3500ドルを返済することも決定している。
「確かに2人は10代だ。だが、18歳に達している。法廷の見地からみると、2人は成人であり、成人として起訴されている」とRobison氏。
2人は2006年、MySpaceユーザーの個人情報を追跡できるセキュリティ欠陥を発見した。MySpaceがこれに気がついて欠陥を修正したが、2人はその後、MySpaceに対し15万ドルを払わなければ新しいエクスプロイトコードを公開すると脅迫した。
News Corp.のFox Interactive Mediaが所有するMySpaceから通報を受けた当局は、米シークレットサービスをはじめとする覆面捜査官によるおとり捜査を実施した。そして、覆面捜査官ふんするMySpace社員から金を受け取るために現れた2人を逮捕した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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