Microsoftは米国時間2月26日、健康関連情報に重点を置く検索技術企業のMedstory(本社:カリフォルニア州フォスターシティー)の買収に合意したことを発表した。
Medstoryは、医療関連情報を探す消費者や医療専門家向けの検索エンジン(現在はベータ版)を運用している。検索結果は、クエリに関連した情報別に分類され、臨床研究、処置、健康管理情報、病状、薬物などで絞り込むことができる。
Medstoryの買収に関する金銭面の条件は明らかにされていないが、同社とその従業員は、MicrosoftのHealth Solutions Groupに編入される予定だ。Microsoftは、ハイテクによって強化できる可能性の高い分野の1つとして、医療を強く売り込んでいる。
実際、Microsoftがここ1年を通じて医療分野で買収した企業はMedstoryだけではない。7月には患者データベースサービスのAzyxxiを買収している。また、医療法人グループのMedStar Healthと提携し、MedStarの病院に新技術を導入している。
しかし、MicrosoftによるMedstory買収の背景には、医療サービスの強化以外にも理由があるかもしれない。Medstoryは自社サイトで、医療は同社が自社の「インテリジェント検索」技術の導入を最初に計画しているトピックの1つに過ぎないこと、そして照会関連のほかの「複雑な分野」にも今後対応する可能性があることを示唆している。
検索は、MicrosoftがGoogleとしのぎを削る多数の分野の1つだ。Googleは、インターネット検索そのものと検索関連広告の両方で検索業界を独占している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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