サルガッソーは2月27日、会議を効率的に運営するためのASPサービス「Sargasso eXtreme Meeting」(Sargasso XM)の商用版をリリースした。会議を「議事録を共同作成する作業」と定義し、議事録の作成を中心に置くことで議論の迷走を防ぐとともに、会議の時間短縮を図る。
Sargasso XM上で会議のアジェンダを設定し、そこに参加者が自分の意見を書き込んでいく。議論をしながら会議の結論やToDoを書き込んでいくことで、議事録が完成するという仕組みだ。ToDoにはそれを実行する担当者や確認者、期限などを書き込めるようになっており、そのままToDoリストとして利用可能だ。
また、ToDoは別に一覧ページが用意されており、それぞれ「登録」「対応中」「確認待ち」「完了」という進行状況を登録できる。期限が切れる前日になると担当者にメールでリマインダーを送る機能も持つ。
Sargasso XMは2006年12月にベータ版をリリースしており、これまでにのべ1500人が試用したという。ベータ版で得られた反応をもとにインターフェースなどを改善し、商用版を開発した。
Sargasso XM商用版の価格は、初年度が1ユーザーあたり1万7850円、2年目以降は同7560円となる。無料で利用できる試用版も用意しており、こちらは議事録機能が30日だけ利用できるようになっている。ToDo機能については商用版、試用版ともに無制限で利用可能だ。また、商用版のデータ保存容量はユーザー1人あたり100Mバイトとなっており、これを超える場合は1年ごとに1Gバイトあたり3万6000円がかかる。
サルガッソーでは社員が50〜100人規模の中小企業や、大企業の部門による導入を見込んでいる。今後はブラウザ上でサイトを自由に編集、制作できるウェブ制作ツール「NOTA」をホワイトボードの機能として組み込んだ製品も開発していく考えだ。
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