キヤノンは2月22日、コンパクトデジタルカメラIXY DIGITALシリーズ2機種と、PowerShotシリーズ2機種の計4機種を3月中旬に発売すると発表した。
今回、新商品として発表されたのは、2006年3月に発売した「IXY DIGITAL 70」の後継でありIXYシリーズの中核モデルとなる「IXY DIGITAL 10」、2006年4月に発売した「IXY DIGITAL 80」の後継になる「IXY DIGITAL 90」、PowerShot TXシリーズの第1弾製品となる「PowerShot TX1」、2006年3月に発売した「PowerShot A540」の後継機である「PowerShot A570 IS」の4種類。価格はすべてオープンとなる。4機種はいずれも映像エンジン「DIGIC III」を搭載している。
DIGITAL 10は、CCDを6.0メガピクセルから7.1メガピクセルへと高画素化しつつ、レンズ鏡筒の小型化で光学3倍ズームレンズを継承しながら、前身のDIGITAL 70から約2.3mm減という薄型化を達成している。レンズ鏡筒とリング部分などに用いられたアクセントカラーには、ブラックとシルバーの2色が用意されている。
広い色再現領域を実現した高精細・広視野角の液晶パネルには、反射光・キズ・汚れ対策を施した保護カバーを組み合わせた約23.0万画素の2.5型「クリアライブ液晶」モニターを搭載している。
DIGITAL 90は、3.0型大画面で、DIGITAL 10と同じく約23.0万画素のクリアライブ液晶モニターを搭載。本体背面に操作内容を拡充したタッチホイールと、カスタマイズが可能な再生ボタンを装備するなど、操作性の向上を図っている。
また、光学3倍ズームレンズはそのままに、6.0メガピクセルから7.1メガピクセルへ高画素化したCCDとDIGIC IIIの搭載により、高画質化を実現しているという。レンズ鏡筒の小型化などによって薄型化を実現したボディには、角を大きく削ぎ落としたカット面が特徴的な「Edge Design」を採用している。
TX1は、コンパクトな縦型メタルボディに、高倍率ズームレンズを搭載。新開発のレンズ鏡筒で、光学手ブレ補正機能付きの光学10倍ズームレンズをコンパクトなボディに収めている。また、7.1メガピクセルCCDとDIGIC IIIの組み合わせにより、広角から望遠まで幅広いズーム域で高画質化を達成している。片手で構えられるボディには、バリアングル液晶モニターやマルチコントローラーを備え、使い勝手を向上させているという。
さらに、ハイビジョンテレビへの出力が可能なコンポーネント端子(D3対応、出力信号:1080i)を搭載し、高精細な静止画や動画の鑑賞を楽しめる。1280×720画素・1秒間30フレームの高精細(HD)動画記録を可能にするなど、動画撮影の楽しみをより一層広げる機能を数多く搭載している。
A570 ISは、ユーザーから評価を得ている「A540」の光学4倍ズームレンズを継承しつつ、光学手ブレ補正機能を新たに搭載している。また、高精細7.1メガピクセルCCDとDIGIC IIIの搭載により、高画質を実現している。さらに、オートからマニュアル設定までを含む19通りの撮影モードで、多様な撮影を楽しむことができるほか、ワイドコンバーターやテレコンバーターを含む、豊富なシステムアクセサリーに対応している。
今回のDIGIC IIIには「フェイスキャッチテクノロジー」と「ノイズリダクションテクノロジー」技術が盛り込まれている。
フェイスキャッチテクノロジーを進化させることで、被写体の顔への高速・高精度なピント・露出合わせする「顔優先AF/AE」に加え、顔を美しく撮影できるようにストロボ発光量を適切に制御する「顔優先FE」を実現している。またストロボ発光時に発生しがちな赤目を画像再生時に検出して補正する「赤目補正」を搭載している。
またノイズリダクションテクノロジーによって、手ブレや被写体ブレを抑えるISO 1600までの高感度撮影を実現し、美しい写真を簡単に撮影できる。
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