ネットを利用した市場調査会社のメタフェイズはこのほど、「企業によるブログ広告やブログマーケティングについての調査」の結果を発表した。
今回の調査は、ブログマーケティングの有効性と口コミ効果について調査したもので、「ブログから仕事に役立つ情報を得たことがある」と答えた回答者は20.0%だったのに対し、43.0%が「ない」と回答している。
また、「役立つ情報を得たことがある」と答えた回答者に、ブログからの情報を誰かに紹介したことがあるかについて質問したところ、66.2%が「紹介したことがない」と答えた。
「紹介したことがある」と答えた回答者でも、紹介するのは「雑談や講義の会話の中」が69.8%にのぼり、「メール」(37.7%)や「自分のブログへの書き込み」(13.2%)よりも多くなっている。
さらに、対象者全員に対する「今後ブログを仕事に役立つ情報源として参考にしたいか」との質問には、「参考にしたいと思わない」が46.7%、「記事に信頼がおけない」が41.8%という結果が出た。
この調査結果に対してメタフェイズは、「ブログに対し、企業が直接仕事で参考にしてもらいたいサービスや製品の情報を提供するよりも、個人から個人へ訴求する方が、より効果的に宣伝できるのではないか」とまとめている。
調査は、同社が運営するインターネット調査サイト「アンとケイト」のモニターのうち、企業に勤める20歳以上の男女1000人を対象として行われた。
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