「DZ-HS503」は、日立のハイブリッドカム「Wooo」シリーズの上位モデルである。世界初のハイブリッド機の第2世代モデルにあたり、DVDドライブのほか、30Gバイトの小型HDDも内蔵し、両方のメディアにSD画質のMPEG-2ムービーを撮影可能だ。
さらにHDDに撮ったムービーをDVDにダビングすることも可能というユニークなビデオカメラに仕上がっている。こうした斬新さが支持され、昨年秋の1号機DZ-HS303は、2007年1月末時点で発売以来累計21週売り上げトップ(量販店POSデータ統計)というベストセラー機になった。
動画撮影時の画角は35mm換算52.7mm〜527mm(4対3モード)と望遠寄りだが、光学10倍/デジタル最大240倍のズーム撮影が可能。約331万画素CCDで、有効305万画素のJPEG静止画もSDメモリーカードに撮影できる。こうした基本機能からすると本機はマイナーチェンジモデルといえるが、HDDの容量アップが大きな変更点となっている。
前モデル「DZ-HS303」のHDDは、1インチのMicroDriveで容量は8Gバイトと比較的少なかった。これに対して本機は、日立GST社製の垂直磁気記録の最新1.8インチHDD Travelstar“C3K80”で30Gバイト記録を実現している。
HDDのサイズが大きくなったため、重量は前モデル比70g増、横幅が5mm増とやや大型になっているが、30GバイトのHDDにFINEモードで約11時間(前モデルでは約3時間)の撮影が可能になった。なお、DVDマルチドライブは従来機と同じで、DVD-R/-RW/RAM/1層+RWの記録再生(いずれも8cmメディア)に対応している。
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