SAPは米国時間2月20日、分析ソフトウェア会社Pilot Softwareを2月14日に買収したと発表した。カリフォルニア州マウンテンビューを拠点とする株式非公開企業の同社は、従業員の目標と生産性を管理し、評価するためのアプリケーションである「PilotWorks」を開発している。SAPは声明の中で、同ソフトウェアは、既にSAP製品やプラットフォームと連動可能になっており、他のSAP製品がサプライチェーン管理や企業のリソース計画を分析するのと同様に、分析技術を使って従業員の効率向上を支援するという。
買収の条件は明らかにされていない。SAPは、Pilot Softwareの従業員をSAP Labsネットワークに編入することを予定していると述べた。SAPは声明の中で、今回の買収は、同社製品を発展させることが可能な技術を保有する企業を買収するという同社が取り組んでいる戦略の一環であると述べている。今回の買収を発表する前に、SAPは2007年1月に2006年のライセンス販売目標は達成できない見込みであることを発表し、それを受けて同社の株価は下落した。SAPは1月の発表時に、新しい企業への投資により2007年の利益は減少するという予測も発表しており、ライセンス販売に関する利益報告を変更する予定であると述べていた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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