Hewlett-Packard(HP)は米国時間1月29日、NetWeaverを用いた新サービスやサービス志向アーキテクチャ(SOA)に関連して、SAPとのパートナーシップを強化すると発表した。開発関連企業向けの新ソリューションも発表した。
HPは、インフラ、サーバ、ストレージ、NetWeaver(SAP製業務アプリケーション用インフラソフトウェア)などのアップグレードを支援するサービスの提供を計画している。SAPが2007年に入って1万ドルの価格でリリースしたDiscovery Systemに対応するサービスのほか、R3向けに、アセスメントサービス、ガバナンスサービス、アーキテクチャーサービスなどの提供を予定している。
HP Consulting & Integrationの企業向けアプリケーショサービス用ワールドワイドパッケージアプリケーション部門マネージャーTim Treat氏は「R3、サービス、ストレージ、マネジメントなど、あらゆるところに目を配りたい。そうして、アップデートが必要なものは何かということについて提案したい」と述べた。同氏によると、サーバのアップグレードではIntelと協力するという。
アップグレード終了後は、NetWeaverに関連するサービスパッケージの追加オプションをクライアントに提案する計画だ。HPが提供するサービスはサービスイネーブルメント、設計と実装、アプリケーション開発、マネジメントなどを含み、ライフサイクルの任意の時点に顧客が入ることを可能にするよう統合されるという。
HPは、HP LabsとSAPが交わした10年合意から新しく派生した研究からも、成果を引き出す予定である。
Treat氏は「アダプティブインフラストラクチャは、HPの新しい目標の1つだ。現在顧客は、繁忙期や締め日の業務に対応可能なハードウェア設備やインフラを整備する必要に迫られているが、そういった(設備の)多くは、繁忙期以外には眠ったままになる。こうした事情から、使った分だけ支払うことができるソリューションが必要とされており、(そのようなソリューションであれば)需要に合わせたスケールアップが可能である」と述べた。
同氏は、新サービスに加え、ソフトウェアとコンサルティングを手がけるIDS Scheerと協力した、ビジネスプロセスコンサルティングも発表する予定だと説明した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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